睡眠の大切さは様々な分野で説かれています。勉強や仕事、運動などのパフォーマンスの向上だったり、心身の健康や美容など様々なところに影響を与えるのが睡眠です。
だからこそ睡眠は日ごろからしっかりとるようにしたい。でも
- なかなか寝付けない
- 忙しくてつい睡眠時間を削ってしまう
- 寝ても疲れが取れない
などなど睡眠に関する悩みを持っておられる方も多いでしょう。
今回は、良い睡眠をとるにはどうしたらいいか・そもそも良い睡眠とはどのようなものかといったことが分かる「眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣」という本を紹介します。
タイトル:眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣
著者:三橋 美穂
出版社:三笠書房
発売日:2019/6/18
この本を読むとこんなことが分かります。
- 良い睡眠とはどのようなものを指すか
- 良い睡眠をとるための基本ルール
- 良い睡眠をとるために効果的な具体策
- 眠りに関する様々な悩み(ex.いびき、歯ぎしり)の解決策
この本で学べたことを紹介します。
「睡眠の深さ」の重要性
良い睡眠とはどんなものか、私がぱっと思いつくのは朝起きたとき疲れが取れている睡眠。
疲れがとれるためには熟睡することが大事なんだろうなあ、と漠然とは感じていたのですがやはり本書にもそういったことが書かれており睡眠の深さの重要性を感じました。
睡眠で疲れをとるためにキーとなるのが成長ホルモンの分泌です。
眠りには4段階の眠りがあるそうで、ステージ1が1番浅い眠りでステージ4が1番深い眠り「熟睡」の状態です。
この4段階のうち、成長ホルモンが分泌されるのはステージ3と4の深い眠りの時なのだそうです。深い眠りにならないと成長ホルモンが出ないなんて…(><)
成長ホルモンは疲労回復以外にも、子どもの成長や美容面など様々な面で重要なもの。なんとなく熟睡することが大切なのは分かっていましたが、この本を読んで改めて大切さを実感しました。
不眠で悩んでいる人は無理に寝ようとしないのが大切
本書は眠りが深まる5つの基本ルールに基づいて、それをどのように日常で実践していくかの具体策に富んでいます。
その中でも私が特に参考になったのは眠くないのに無理やり寝ようとしないことが大切ということ。
私自身も結構不眠で悩んでいるのですが、早く寝ようとした時ほど逆に目がさえてしまうということが多々あります。寝不足を改善したくて、睡眠時間は7時間くらいとったほうがいいからそのためにはこの時間に寝て…と計算し、その時間に布団に入るようにしたのですが逆効果すぎて続けられませんでした。だからこの言葉でほっとしました。
本書には不眠への改善策として睡眠時間制限法というものが紹介されています。
これは床上時間を実質睡眠時間+30分に短縮するというものです。
- 床上時間…寝床で過ごしている時間。眠っているかは関係ない。
- 実質睡眠時間…実際に眠っている時間。
そして1週間の睡眠効率を計算し平均90%をこえたら床上時間を15分のばして、85%未満なら逆に15分短くする、ということを繰り返します。こうして自分にとってちょうどいい睡眠時間へと調節していくことを考えるのが睡眠時間制限法というものだそうです。
また、長く不眠で悩んでいる人は寝室に入るだけで緊張するということも本書で知りました。
だから不眠の人はいったんリビングのソファなどで横になって眠くなってきたら寝室に移動すると良いとあります。寝室以外なら眠りやすいんですって!私もやってみます。
他にも本書にはたくさんの良い睡眠をとるためのコツ・具体策が出てきます。
基本的な睡眠のコツから、季節ごとの睡眠、忙しい人・冷え性の人・赤ちゃんや子供など人それぞれの状況に対しての具体策が詳細に書かれています。
良い睡眠は人生をより良いものにする
ぐっすり眠れるようになると、あなたの毎日は変わり、人生までもが輝きだします。
この言葉が睡眠がどれだけ大切なものかを表していますね。
忙しかったりやりたいことが多すぎると、ついつい睡眠時間を削ってしまうことがあります。でもこの本を通して、睡眠を疎かにするのはよくないということ・良い睡眠はより良い人生にもつながるんだということが分かって良かったです。
また、本書の「おわりに」の部分にこんな興味深い言葉も登場しました。
イギリスの研究では、睡眠を十分にとると意志が強くなり、目標達成に効果があると報告されています。睡眠が十分に足りている人は、7時間以下の人と比べて、約4割も目標の達成率が高かったそうです。
良い睡眠の恩恵とはすごいものなのでしょう。
これを読むととても熟睡してみたくなります!笑
気になった方は是非読んでみてください!私も改めて、毎日熟睡できることを目指して生活していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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