読解力って何?読解力を伸ばすにはどうしたらいい?そんな疑問を解決できる「14歳からの読解力教室 生きる力を身につける」【書評】

本を読んでも内容が全然頭に入ってこないという悩み

理由は様々でたとえばうつ病睡眠不足によってもそういった現象が出るようです。また、文字を読むことが困難な「読字障害(ディスレクシア)」というものも存在します。まず、こういったことに心当たりがある方は病院で聞いてみるのが一番でしょう。

上記のような理由以外だと、漠然と「自分には「読解力」がない」ということを考えるとおもいます。でもそもそも読解力って何だろう、どうすれば読解力は伸びるんだろうといった疑問が出てきます。

今回はそういった疑問を全て解決できる「14歳からの読解力教室 生きる力を身につける」という本を紹介します。

タイトル:14歳からの読解力教室 生きる力を身につける
著者:犬塚 美輪
出版社:笠間書院
発売日:2020/3/31

この本を読むとこんなことが分かります。

  • 読解力はどうして必要なのか
  • 読んで理解するまでのプロセス
  • 「読解力」と「知識」の関係
  • 読書が苦手な人の読解力を伸ばすアプローチ
  • 漫画やイラスト、図による「理解」のメリット・デメリット
  • 様々な「読み方」・どんなことを考えながら読むか

私なりにこの本のポイントを3つに絞って学べたこと感想などを紹介していきます。

読解力は「より良く生きる」ために必要

文章には様々なジャンルがありますが、本書では特に「説明文」にフォーカスをあてています。
説明文とは、本でいえばビジネス書・自己啓発書だったり専門書や学校の教科書などもそうでしょう。

大体中学・高校生くらいまでは、教科書で分からないところがあれば先生に聞くことができます。
また、Youtubeを見れば分かりやすい動画があったりなど理解するための伝手も多くあります。

なぜかというと中学生くらいの年代に勉強することはだいたい全国共通だから「教えられる人」も「教えてほしい人」も多くいるのです。

しかし徐々に大人になるにつれ、個人がする勉強というものは変わってきますよね。
大学に行けば、高校までの文系・理系といった区分以上にたくさんの学部があり各々の専門の勉強をすることになります。
学校以外でも、自分でお店を開業したいと思ったら経営するための知識が必要になったり、結婚して子供が生まれたら育児に関する知識が必要になります。
自分の人生において必要な知識を吸収していくときに読解力はとても役に立つものです。

本書の言葉をかりてまとめると

理系でも、大学に行かなくても、よりよく「生きていく」ためには読解力がある方がいい

のです。

読書が苦手な人は「方略」を使って読解力を伸ばす

「読書への熱中度」が高い人ほど読解力テストの成績がよいという報告があります。
ここで言う「読書への熱中度」には「楽しみのために」という概念が含まれており、楽しんで読書を出来る人は自然と読解力が向上しやすいことが分かります。
楽しんで本を読み読解力が向上し分かることが増えていく…と良いサイクルを生みますね。

では、「読書が好きというわけではないけど読解力は必要だから鍛えたい」人はどうすればいいのでしょう。

そこで出てくるのが方略です。
方略とはStrategyの略、つまり戦略や作戦とも言い換えられます。
方略を教えることで子どもの読解力が向上したという研究結果が多く報告されているんだそう。

この方略とは具体的にどのようなものなのか本書に出てくる一例を紹介します。
これは二人の研究者が行った方略の指導に使われた方略だそうです。

・要約…どんな内容だったかまとめる
・質問…先生がしそうな質問を考える
・明確化…どういう意味かはっきりした説明をする
・予測…文章にどんなことが書かれていそうか、読む前に考える

こういったことを考えながら文章を読む練習をしていくことが読解力向上に役立つのだそう。

そういえば要約は学校の国語のテストで出た覚えがあるなーと思いました。学校の国語の授業は方略を教えてくれていたんですね。きっと他にもテストや問題集で方略と呼べるものが登場してたと思うんですが私はもう覚えてませんね。

上記の4つ以外にも本書には効果的な方略が登場します。
方略で様々な視点から文章を考える練習をし、読解力向上を目指しましょう!

読解力を伸ばすには主体的に考えることが大切

私が本書を通して思ったことは読解力向上させていくには、「頭を使って主体的に考えること!」これがとにかく大事なんだなあということです。

当たり前の話といえばそうなのかもですけど、私はただ書いてある文字を追っているのみで意識的に考えるということをしたことがあんまりなかったです。

私のように意識的に考えてこなかった人は、「「読む」だけが読解じゃない」という見出しから始まるパートは非常に勉強になる部分だと思います。


このパートには

  • 批判的読解によって書いてあることは本当かを考えながら読む
  • 理解の妨げとなる先入観に気を付ける
  • 主観的に読むだけでなく分析する

といった読むことに対して主体的に取り組む方法がのっています。

とくに批判的読解は生きていく中で色々なことを判断するのに役に立つように思いました。
今はネットで情報を簡単に検索できる分、どの情報が正しいかの判断が大切な時代。情報に踊らされないために正しく読解できる力を身につけていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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