コロナが蔓延するようになってから頻繁に聞くようになった「在宅ワーク」や「リモートワーク」、「テレワーク」という単語。
在宅ワークが羨ましいという意見もある一方で、今まで出勤していた人が急に在宅勤務になってストレスを感じてしまうということもあるかと思います。
逆に在宅ワークが可能な職なのに出勤しなければならないことにモヤモヤしたり、友達と会う機会が減り孤独を感じることが増えたり…。
こういった“現代社会ならでは”の仕事の悩みを解決する助けになる本を紹介します。
「どうしようもなく仕事が「しんどい」あなたへ ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト」という本です。
癒されるかわいいイラストの装丁に惹かれてよみました。
内容自体も仕事がつらい人に寄り添ってくれる言葉がいっぱい出てくる癒される本でした。
本の流れとしては「人間関係」で考えなくていいこと・「職場環境」で 考えなくていいこと・「仕事」で考えなくていいことの3つの章があり+最後の章に「心を強くする7つの習慣」が書かれています。
それぞれのお悩みに対して「具体的な行動」が解決策として書いてあることが多かったです。
ということでこの本は
- 環境が変化したことで仕事がつらくなった人
- 悩み解決につながる具体的な行動を知りたい人
- 仕事がつらくて癒されたい人
におすすめします。
在宅ワークの悩み解決のヒントになる
具体的にこんなお悩みが本書に登場します。
- 頻繁に進捗確認の連絡がくるなど、スマホが手放せないことがストレス
- web会議で暗くみられてしまう(またはそう見られてないか心配)
- 孤独を感じる場面がふえた
- 生活のリズムが乱れてしまったり仕事のやる気が起きない
- (在宅ワークが可能な職種なので)在宅ワークにしたいが言い出せない
こういった悩みに対しての「考えかた」と「具体的行動」が書かれており実用的な内容だと思います。
他にも - web会議でプライベートにまで踏み込まれて嫌な思いをした人の話
- 在宅ワークになったことで部下の管理がしにくいといった話
など現代社会ならではの話題が登場します。
在宅ワークで悩んでいる人なら何か解決のためのヒントを得られるはずです。
問題解決のための具体的な行動が分かります
この本は問題解決のための具体的な行動を知りたい人におすすめです。
本書は在宅ワーク以外であっても仕事を通して生まれる様々な悩みに対応しています。
以下はほんの一部ですが、例えばこんな悩みへの解決策を提示しています。
- 嫌いな人が職場にいて気が遠くなってしまう
- 仕事で無茶な要求をされても断れない
- 自分の仕事が終わって早く帰りたいのに上司がまだ働いていると気を使って帰れない
- 目に見えた成果を感じられなくて自分は役立たずだと思ってしまう
- 会議で急に意見を求められるのが苦手
どれも多くの人が抱えがちな悩みだと思いますが、本書にある考え方+行動をすることで気持ちがラクになるはずです。
少し気になったポイントとして、あまりにもコミュ障の方が人間関係改善目的で本書を読んでも書かれている行動が出来ないんではないかと思いました。
これはしろあんのことなんですけども。
行動として「こういう上司にはこのように言うといい」「こういう人のことは褒めて承認欲求を満たしてあげよう」といった対処法がでてくることがあるんですが超絶コミュ障的には「それが言えたら苦労しないんだよなあ泣き」と思ってしまう部分がありました。
なのでコミュ障の人で人間関係をなんとかしたいと思っている人には向かない内容という印象。
勇気を出してでも行動して解消していきたい!という人にはとてもおすすめです。
読むと励まされる・元気がでる
行動したい人におすすめとは書いたものの、この本に出てくる言葉は仕事がつらい人にとって励みになるものが多いと思うので元気になりたい・癒されたいと思った人もぜひ手に取ってみてください。
本書にこんな言葉が載っていました。
自分はもう無理だと思えるということは、自分の弱い面と向き合って、それを認めているといこと。それって、すごいことですよ。
「無理だ」と思ってしまう自分のことを駄目な人間だとか甘えなんだとか思わなくていいんです。
「つらい」という自分の声に耳を傾けられる自分って心強いと思いませんか?
今仕事がつらい人、つらいと思ってしまう自分を否定せずに出来ることから始めていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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