【感想】フランス人は10着しか服を持たない2 今の家でもっとシックに暮らす方法 ジェニファー・L・スコット【著】神崎朗子【翻訳】

こんにちは!
今回紹介する本は「フランス人は10着しか服を持たない2 今の家でもっとシックに暮らす方法」です。

タイトル:フランス人は10着しか服を持たない2 今の家でもっとシックに暮らす方法
著者:ジェニファー・L・スコット
翻訳:神崎朗子
出版社:大和書房
発売日:2016/2/9

前回に引き続き「フランス人は10着しか服を持たない」シリーズの紹介です。
前回の記事はこちら。

この本は3巻までシリーズとして出ているようですね!
3巻目の最後の本も今度レビューしようと思います。

今作は、充実した1日を過ごすためのアイデアがたくさん詰まった内容となっています。

この本ではこんなことが分かります。

毎日過ごす家に愛情を持ち、いつも綺麗にしておこう

パート1には、著者がパリの暮らしから学んだ自分の住まいに対しての向き合い方、いつでもお客さんを呼べるような片付いた家にするアイデアがのっています。

以下、私が読んでいて特に印象に残った部分やポイントを紹介します。

自分の家の良いところに目を向ける

本書では「もういちどわが家に恋をしよう」や「家にひと目ぼれした日を思い出す」など自分の家に対して愛情を持つことの大切さが繰り返し出てきます。

「もっと家がこうだったらいいのに…」という不満はとりあえず置いておき、今暮らしている自分の家に満足することがスタートです。
住んでる家に不満があっても恵まれている部分もあるはずだと視点を変え、良いところに目を向けましょう。そして、それを十分に生かせる方法を考えていきましょう。

良いところを見つけるために、自分の家に初めて訪れたつもりになって家じゅうを見回してみる、というエクササイズがのっています。

このエクササイズには、ふたつの効果がある。ひとつは、いまの家にひと目ぼれしたとき、素敵だと思った点をあれこれ思い出させること。もうひとつは、なぜいまはもう素敵だと思えなくなってしまったのか、その理由がはっきりとわかること。
家というのは、深い愛着を感じるほど、ますます大事にしたくなる。そうすると、魔法のような変化が起こるのだ。

深い愛着を感じれば感じるほど、自然と物を置きっぱなしにすることは減り、インテリアに凝ってみたり、今の暮らしがもっと楽しくなるのだと思います。
何事も、まずは自分の考え方を変えることが大事だと改めて思いました。

片付かない原因となるネガティブな思いこみがないか点検してみる

まずはこういったネガティブな思いに、「気づく」ことが大事だとあります。

わたしは自分の「貧乏性」に気づいたおかげで、なかなか物を捨てられない理由がわかった。本当に必要なものはごくわずかなのに、わたしたちはたくさんの物を持ち過ぎている。自分のなかのネガティブな思いこみに気づくと、家のなかで散らかっている場所が、はっきりと目につくようになった。

自分の家に片づけたいのになかなか片付かない場所があったとき、ネガティブな思いこみはないだろうかと、自分自身と向き合ってみるといいですね。

特別な1日を過ごすコツはささいな事を大事にすること

パート2は「1日をシックに過ごすためのタイムスケジュール」という見出しで朝・昼・夜とそれぞれの時間を特別なものにするためのアイデアがたっぷり書いてあります。

例えば食事の時間・メイクやスキンケア、身支度の時間・息抜きの時間に取り入れたいアイデアから自分の心持ちなど。
また、前作には登場しなかった子どもや子育てに焦点を合わせた話も度々出てくるので子育てをしている方にもおすすめの本ですね。

パート2で印象に残った部分を紹介していきます。

アファメーションでポジティブに1日を始めよう

アファメーションは肯定的な自己宣言とも言われ、その名の通り自分自身に向かってポジティブな言葉を唱えること。例えば下記のような感じに。

「わたしはいきいきと、エネルギッシュに、新しい1日を始める」


この本には言葉を唱えるのは声を出さずに心の中で唱えてじっくり味わってみるのもいいとあります。

朝起きて、すぐに嫌なことを思い出したり忙しくてイライラしてしまったりとネガティブな気持ちで1日を始めてしまう。
そんな人も、アファーメーションを唱えてみるといいかも知れません。

アファメーションに慣れていない人は、最初のうちはバカらしいと思うかもしれないけれど、しばらくは続けてみてほしい。そのうち、あなたが頭のなかで毎日繰り返し唱えてきたネガティブな思いこみが、ポジティブに変わっていくのを実感できるから。

自分が心からポジティブに1日を始められることは心地の良いことだし、積極的でポジティブな姿勢はシック・魅力的になるための秘訣でもあるんだそうです。

「いま、この瞬間」に意識を集中させると心が満たされる

アファメーション以外にも、「今」にだけ意識を向けるマインドフル・エクササイズも登場しました。
マインドフルネス」とも呼ばれていますね。

今行っている一つ一つの動作だけを意識し、例えばスリッパを履いたならスリッパの質感を感じたり、飲み物を飲むときは味覚に意識を向けて味わったりと、思考するのではなく五感を使う事がポイントです。

本書は朝目覚めた瞬間から、このマインドフル・エクササイズをしてみることを提案しています。
このエクササイズは心を満ち足りた気分にさせてくれます。それは、いまこの瞬間こそがすべてだからなのでしょう。

家にいるときも、ぐったりと疲れた顔をしないで、シックな自分でいよう。ヒッピーじゃないけれど、家庭では「愛と平和」を大切にしたい。自分の持っているものに満足して暮らそう。人生を楽しみながら、たとえどんなことがあっても、しっかりと受けとめよう。

上手くいかない日は流れに逆らわず気持ちを切り替えよう

一日にやりたい事があったとしても、予定していなかった出来事がおこったりして思い通りに行かないことは誰にでもあると思います。

そんな時に大事なことは、無理にいつものペースで過ごそうとしないことです。
こんなはずじゃなかったのにと思うような出来事が起こってしまったら、今日したかったことなどはきっぱりと諦め、考えを切り替えましょう。
一呼吸入れて落ち着き、何か感謝出来ことはないか、この状態から楽しい気分になるにはどうしたらいいかに視点を向けることが大切だとあります。

何事も自分の捉え方からですね!

夜は頑張った自分にささやかなご褒美の時間を

夜のご褒美の時間を習慣化してしまえば、それを楽しみに一日を乗り切れるかもしれません。

たとえば著者がとても疲れてしまったときのご褒美はこんな感じだそう。

寝室のドアにカギをかけて、キャンドルを灯し、バスタブにお湯を入れてバブルバスにする。髪をとかして、さっぱりとするフェイスマスクをつけて、お水をたくさん飲んだら、バブルバスにゆっくりと20分つかる。ときにはあたたかい泡に包まれながら、チョコレートトリュフを楽しむことも。
お風呂のあとは、きれいなパジャマとバスローブを着て、のんびりと部屋のなかを歩く。ドレッサーやサイドテーブルの小物をきれいに並べ直して、服もきちんと片付ける。そうして、キャンドルのゆらめく灯りに照らされて、寝室が何とも素敵に見えるのを、うっとりと眺める。

とてもお洒落なご褒美ですね…!
好きなご褒美を1日がんばった自分へ考えてみましょう!

気になった方は是非手に取ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました