こんにちは!
今日は松浦弥太郎さんのエッセイ「おとなのきほん 自分の殻を破る方法」という本を紹介します。
タイトル:おとなのきほん 自分の殻を破る方法
著者:松浦 弥太郎
出版社:PHP研究所
発売日:2017/8/21
松浦さんはエッセイストであり、「くらしのきほん」というウェブメディアの主宰者です。
くらしのきほんは、料理のことや掃除、園芸、読書などなど日常生活において役立つ情報が満載です。
また、くらしのきほんを見ていると日常のささいなことがとても素敵に感じられわくわくします。
しろあんはレシピを参考にしたり、世界観が好きでなんとなーく見てることもあります。
松浦弥太郎さんはたくさんの本を出版されています。そのうちの一冊「おとなのきほん」には、おとなになっても自分のまんなかに常に基本があるという松浦さんのアウトプットや文章術、友だち、お金まで様々なものへの考え方がのっています。
- 何かヒントやアイデアが欲しい
- 行き詰っている
- きほんに立ち返りたい
そんな人におすすめです。
基本がチャレンジを支えてくれる
決して若いわけではないけれど、老いるのはまだ先。
そんなおとなのまんなかを生きる時、自分のまんなかに基本があると、迷子にならずに冒険ができます。この本は、そんなおとなのためにあります。
本書の最初のページにこんな言葉がでてきます。
この本が出版されたのは松浦さんが51歳のとき。50代になってもまだまだ、新しい仕事や環境へと冒険・チャレンジをしていますと、本書で述べられています。そして、物事が複雑になってくれば基本へと立ち返っているのだそう。
大人になるにつれ、新しいことにチャレンジすることはどんどん難しくなってくるということを感じます。しかしその反面、チャレンジし続けられる人生っていいな・すごいなとも思います。
挑戦を考えるときに表裏一体で失敗というものを考えてしまいます。失敗するからこそ学べる、だから失敗なんてないんだ!という考えもありますよね。でも、やはり挑戦する前って多少なりとも勇気がいります。
そんなときこそ基本がチャレンジすることを支えてくれるんだな、と本書から思いました。
本書には基本を「立ち戻れる場所」と表現しています。
そんな場所があれば、つまり自分のなかに基本をもてれば、挑戦する自分をも支えてくれるものになるのですね。
この本は松浦さんが考えるおとなとしての基本が具体的に書かれていて、折に触れて読み返したい思えるような本です。
力を抜くことも大切
おとなのきほんの中には
- 「やらないこと」を決める
- 力を抜いて漂ってみる
- ペースを落とす
こんなお話も出てきます。
話の内容はあくまで50歳という年齢が基準になっているとは思うのですが、力を抜くということは忙しい現代社会において大事な場面もあるように思います。私の場合忙しくはないんですが笑、欲張りすぎるところがあるからか、このあたりの話は特に響きました。
私はこのあたりが特に気に入っているので、一部気に入った部分を紹介します。
流れに身を任せていても、やがてどうしても「イエスかノーか」「右か左か」と決断を迫られるタイミングがやってきますが、それは事態が進展したということです。きっとふっと答えが浮かんでくるでしょう。
何かを決断しなければならないけど、それ自体が悩みの種となってしまう。なかなか決断できずに自分自身に負荷をかけ続けてしまうくらいだったら、いったん力を抜いて思考も止めてしまう。
そうやって自分のコンディションを整えておくことが大事なのだそうです。
「勝ちたい時に勝つために、普段はたびたび負けておく」
そうやってスローペースを保ち、限りある自分のエネルギーを大切に使っていきたいと思います。
全てにおいて勝とうと完璧を求めないことで、自分の基本とするペースで走り続けることができる。私も本当に大切なこと・重要なことはどれか、しっかり見極めてエネルギーを注いでいきたいです。
「おとなのきほん 自分の殻を破る方法」には日常のヒントがいっぱい
ほかにも本書では
- 人の感情を助けるものを作る
- お話という意味でのアウトプットの精度の上げ方
- あたらしい人・友だちと付き合ったほうがいい理由
- 集中力の保ち方
- 魅力的な文章の書き出しと書き終わり
- あたらしい趣味を見つけるには
などなど、日常においてヒントになるようなお話が沢山のっています。
この本は自分自身にとっての基本ってなんだろう、と自分と照らし合わせながら考えるきっかけにもなります。
気になった方は是非手にとってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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